草木染めは、身近にある様々な材料で手軽に始めることが出来ます
ハンカチやTシャツなどを染色すると自然で優しい色に染まりますよね
色んなものに挑戦していくうちに、こんなことを思うようになりました
今度は草木染めをした布を使ってハンドメイドしてみたい!
様々な材料でお気に入りの色を出して、その布を組み合わせてハンドメイドをすると自分のもの!という特別感が出てきます
今回作るのはランチバッグで形は巾着型のお弁当袋です♪
この記事では、
- 草木染めを使ったハンドメイドのやり方
- 各パーツは、どの材料で染めたのか
- ランチバッグ作りの簡単な工程、方法
- 図解と実物の布を使った説明
を画像を交えて紹介します
今まで草木染めをしながら溜めてきた、綺麗に染まったパーツをパッチワークしていきます
パッチワーク(patchwork、継ぎ接ぎ)は、柄の布、様々な色や形、様々な素材の布を縫い合わせる手法です
そこに綿、裏布を縫い合わせたものをキルティング、パッチワークキルトといいます
おうち時間でお子さんが学校で使うものなど、ハンドメイドしてみませんか?
一緒に試行錯誤しながら『ものづくり』を楽しみましょう♪
【草木染めをした布で優しく自然な色合いの小物を作っています↓】
草木染めをした布でランチバッグを作るときの9つのポイント
- 草木染めをした布は縮まることを考慮して、大きめに裁断して染める
- 草木染めの特性として色落ちしていくので、濃い色に染まった布を使用する
- 布の裏面に縫い代、開き止まり、紐通しなどチャコペンで印を付ける
- 縫い合わせるときは布の方向を確認する
- パッチワークの縫い代はアイロンでしっかり倒す
- パッチワークの布は各々の布の角がきっちり合うように縫う
- 布がずれないようにしたり、縫い代をしっかり倒したい場合はアイロンをかけたり仮縫いをする
- キルティングはパッチワークの対角線上を縫っていく
- キルティングをした縫い代は立ちやすいので、縫い代を倒して押さえミシンをする
ターメリック、玉ねぎの皮、パセリ・・・・
草木染めで意外な色に染まったりしたよね♪
媒染液でも色の変化があったね
好きな色もあったな~
可愛い色で何か出来ないかな?
色々組み合わせてハンドメイドしてみよう
ランチバッグ:ハンドメイドパーツを草木染めしよう
草木染めした布でハンドメイドをしたかったので、生地と丸紐はコットン100%のものを使いました
- 生地→1号さらしもめん(幅約34cm、長さ約5m)
- 丸紐→オーガニックコットン太さ5㎜
草木染めをすると生地が縮むことがあるので、実際使うパーツより大きめにカットします
草木染めをせずに市販の布を使う場合は、『ランチバッグに必要なもの』に書いてある大きさで大丈夫です
草木染めをしない場合は、底布用やパッチワーク用はチェックなどの柄にしても可愛いと思います♪
草木染めした布でランチバッグを作る場合のパーツの大きさ
上布用34×35cm 1枚、裏布用34×55cm 1枚、
底布用34×20cm 1枚、パッチワーク用34×6cm 6種類、
丸紐2m 1本
ランチバッグに使う布なので
上布用、裏布用は汚れを考慮して濃い色に染めることをオススメします
底布用、丸紐はお好みの色でいいと思いますが今回は上布用、裏布用と同じ色にしました
パッチワーク用はお好みの色で6種類染めます
コツコツ好きな色に染めていきましょう♪
いい色に染まったら、いざハンドメイド開始です!!
今回使うパーツはこの染色にしました↓
〈パッチワーク用〉
染色と媒染は左から、
〈上布用、裏布用、底布用、丸紐〉
染色と媒染は、紅茶・鉄媒染です
ランチバッグを作るときに必要な道具・材料
〈濃い色の無地の布、丸紐〉
上布用33.5×15cm 2枚、裏布用33.5×50cm 1枚、底布用33.5×16cm 1枚、丸紐80cm 2本
〈お好みの色の布〉
パッチワーク用33×5.5cm 6種類
キルト芯33.5×30cm 1枚、
ミシン、お好みの色のミシン糸、しつけ糸、縫い針、チャコペン、糸切りハサミ、布切りハサミ、メジャー
パーツを実際に使う大きさに裁断します
※1 図解の数字の単位はcmです
※2 図解の赤い点線は縫い目を出してミシンをかけるところです
ランチバッグ:上布用パーツの図解
上布は下図のパーツが2枚必要です
採寸し上布用の布を裁断します
見づらいですが、右の画像は採寸してチャコペンで印をつけたものです
裁断した布の裏面にチャコペンで、縫い代、紐通し、あきどまりの印を付けます
ランチバッグ:裏布パーツの図解
採寸し、裏布用の布を裁断します
見づらいですが、右の画像は採寸してチャコペンで印をつけたものです
裁断した布の裏面にチャコペンで、縫い代、あきどまりの印を付けます
ランチバッグ:底布パーツの図解
採寸し、底布用の布を裁断します
見づらいですが、右の画像は採寸してチャコペンで印をつけたものです
裁断した布の裏面にチャコペンで、縫い代の印を付けます
ランチバッグ:パッチワーク布パーツの図解
こちらの組み合わせをAとします↓
こちらの組み合わせをBとします↓
採寸してパッチワーク布を裁断し、布の裏面にチャコペンで縫い代の印を付けます
キルト芯と丸紐も裁断します
ランチバッグ:各パーツをミシンで縫い合わせる
久~しぶりのミシン・・・・・
ミシンを使うって、なかなかハードルが高いですよねΣ(゚Д゚ υ)
かと言って手縫いだと恐ろしく時間がかかるし・・・・・
やっぱりミシンじゃないとダメだ!!
ってことで、ミシンを購入してみました
ハンドメイドをしようと思い付いたはいいけど、ミシンを持っていなかったんです
買う前に、どのミシンがいいのか悩みました
ミシンには種類があるようです
ミシンの種類
- 電動ミシン→自動で制御・調整してくれる機能がない、昔ながらのミシン
- 電子ミシン→自動で制御・調整してくれるが、操作時にミシンの知識は必要
- コンピューターミシン→自動で制御・調整してくれて、初心者が使いやすいような機能がある
初心者の私は多少高価にはなるけれど、コンピューターミシンしかないと思いました
購入したミシンは、
『JAGUARコンピューターミシン MM-115P(N)』
JAGUARコンピューターミシン MM-115P(N)にした理由
- 自動糸通し器
- フットコントローラー
- 自動糸調子
- ワイドテーブル(広い作業台)
- 見た目が可愛い
初心者に嬉しい機能が付いています
高校生以来のミシン・・・・・
布を縫うどころか、無事に
- 下糸を巻く
- ボビンのセット
- 上糸をかける
- 糸を通す
- 下糸を引き上げる
という難しそうな作業が出来るのでしょうか?
何一つ覚えていない・・・・・
と心配していましたが、
詳しく図解の付いた取説やミシン本体にも解説が書いてあったので、呆気なくクリアしました♪
ミシン上部の糸を通す順番の図解
作業台にある糸を通す順番の図解
ミシン前面には返しぬい、縫うスピードの調整、針の停止位置、縫い目の模様の選択などのボタンがあります
ミシンの前面を見ていると引き出せそうな謎の突起を見付けました
引き出してみると、なんとこのミシンの縫い目のサンプル図解が書いてありました
ミシンに慣れるために、草木染めで失敗した布を使って実際に試し縫いしてみます
完全に初めてですが、ここまでは縫えました
一番のお気に入りポイントのフットコントローラー!
適度な大きさで力加減しやすいです
そして、今回は使いませんでしたが広い作業台は目盛付きなので重宝しそうです
最近のミシンは優しいな~
ランチバッグ:パッチワークパーツを縫い合わせる
パッチワークAの図解
パッチワークBの図解
パッチワークのパーツを3種1組で縫い合わせます
縫い合わせたら、アイロンを掛けて縫い代をしっかり倒します
AとBを下図のように繋げていきます
パッチワーク布を5.5cmずつ裁断します
裁断した布をAとB交互になるように並べて縫い合わせます
上の写真が交互に並べた写真、下の写真がそれを縫い合わせた写真
更に下図のように縫い合わせます
パッチワークがずれないように、仮縫いの段階で角が合うようにしておきます
縫い合わせたものを2組作り、アイロンを掛けて縫い代をしっかり倒します
上の布が始めに縫ったもので、ミシンで縫ったあと角がずれてしまいました
ずれないように仮縫いのときに角を合わせたら、大分改善されました(下の布)
角が合うようにしておかないと、後の工程のキルティングの際に縫いにくくなります
ランチバッグ:底布とパッチワーク布2組を縫い付ける
底布とパッチワーク布2組を並べます
※縫い合わせる布の方向に注意してください
底布とパッチワーク布2組を仮縫いをします
ミシンで縫い合わせたら、アイロンを掛けて縫い代をしっかり倒します
ランチバッグ:底布とパッチワーク布をキルティング
底布とパッチワーク布を縫い合わせたものにキルト芯を付けて、対角線上に縫っていきます
反対の対角線も同様にミシンで縫います
やはりパッチワークの角がずれているところは縫いにくかったですが、何とか縫い終わりました
ランチバッグ:キルティングに上布を縫い付ける
キルティングと上布を仮縫いします
仮縫いしたところをミシンで縫い付けます
キルティングと上布を縫い付けた縫い代を倒して押さえミシンをします
縫い代が立たないように倒して仮縫いし、ミシンで縫い付けます
ランチバッグ:表袋と裏袋の両脇を開き止まりまで縫う
表袋と裏袋を裏返して、各々あきどまりまでミシンで縫います
ランチバッグ:表袋と裏袋の底のマチを縫う
表袋の脇の縫い代を開いて、しっかり折り、マチを12cm縫います
裏袋も同様に縫いましょう(上が表袋、下が裏袋)
返し縫いがよれてしまいました・・・
ここは袋の内側に入るところなので見えなくなる部分ですが、今後ミシンの使い方に慣れていきたいです
ランチバッグ:表袋と裏袋のあきどまりを縫う
脇の縫い代にアイロンでしっかり折り目を付け、ミシンを掛けます
返し縫いがよれてしまいました・・・
紐通しの部分なので見えなくはなりますが残念です
ランチバッグ:紐通しを縫う
表袋を裏側にしたまま、紐通しの印に合わせてアイロンを掛けます
表袋と裏袋を外表に合わせます
アイロンを掛けた紐通しは、裏袋の方へ被せます
紐通しをミシンで縫います
ランチバッグに紐を通す
80cmの紐2本を引き違いに通して完成です
中はこんな感じです
意外と大容量です
大きさが分かりやすいようにタッパーを入れてみました
可愛いお弁当箱じゃなくて、すみません(。-人-。)
箸入れとタッパー2個は余裕で入ります♪
もちろん、紐も縛れます
紅茶のアルミ媒染でランチバッグをハンドメイドしました
草木染め・果物染めの優しくてあったかい色が特徴の作品です
Creemaにて出品していますので良かったら覗いてみてください(*’ω’*)
最後にもう一度、
草木染めをした布でランチバッグを作るときの9つのポイント
- 草木染めをした布は縮まることを考慮して、大きめに裁断して染める
- 草木染めの特性として色落ちしていくので、濃い色に染まった布を使用する
- 布の裏面に縫い代、開き止まり、紐通しなどチャコペンで印を付ける
- 縫い合わせるときは布の方向を確認する
- パッチワークの縫い代はアイロンでしっかり倒す
- パッチワークの布は各々の布の角がきっちり合うように縫う
- 布がずれないようにしたり、縫い代をしっかり倒したい場合はアイロンをかけたり仮縫いをする
- キルティングはパッチワークの対角線上を縫っていく
- キルティングをした縫い代は立ちやすいので、縫い代を倒して押さえミシンをする
草木染めをした布は優しい色味になります
その特性として、色落ちをしてしまうこともあります
草木染めは材料や媒染液によって様々な色が出せるので、
組合せ次第で色んな種類が作れて、楽しみが広がりますね♪
ランチバッグなので、
今回は汚れてしまうことを考慮して上布、裏布、底布を濃い色にしましたが、
お好みの色にしてもいいと思います
ハンドメイドを初めてやってみて、
ミシンの使い方など、よれてしまった部分もありました
色んなものを作りながら慣れていきたいと思います
次回は、草木染めをした布で巾着作りです
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
料理一覧
ミールキット・スイーツレシピ・収穫したものを使った調理・料理のレシピを掲載していますOisixおためし体験セット | 森永おかしなぷちレシピ | 柚子ピールチョコ掛け |
柚子ジャム | サフランライス&ターメリックライス | GREEN SPOON |
蒸しケーキ | カレーちまき | ゴールデンラテ |
ハンドメイド一覧
自分で草木染めをした布を使ってハンドメイドをしていますランチバッグ | 巾着 | マスクケース |
コメント