【ハヤトウリで草木染め♪】薄い黄色~黄緑に染めてみよう!初心者でも出来る簡単な煮染めのやり方・コツ

スポンサーリンク
草木染めハヤトウリのアイキャッチ 草木染め

ハヤトウリ(センナリウリチャヨテチョチョ)はウリ科のつる性の植物で、熱帯アメリカ原産です

洋ナシのような形で深いシワがあり、漬物や炒め物などの料理に使います

皮は鮮やかな黄緑色で、切ってみると果肉部は白から薄い緑色です

果肉部は色が薄いので染まらなそうですが、皮は染められるのでは?

と思い染色してみることにしました

  • ハヤトウリを使った染色ってどうやるの?
  • 何色になるの?

ハヤトウリは今まで手に入れたことがなかったので、私自身も染色が楽しみです

この記事では、

  • 初心者でも分かるハヤトウリの皮を使った草木染めの方法
  • きれいに染める簡単なやり方、コツ

を画像を交えて紹介します

ハヤトウリの皮は冷凍して保存しておけますので量が少ない場合はコツコツ溜めていきましょう

おうち時間でお子さんと一緒に『ものづくり』を楽しみませんか?

一緒に試行錯誤しながら色々なもので染め物をしてみましょう♪

【草木染めをした布で優しく自然な色合いの小物を作っています♪】

marichi-style
こんにちは♪marichi-style(まりちすたいる)と申します。数あるショップの中、当店の作品をご覧いただきありがとうございます。〜草木染め作品について〜当店では、ランチバッグ・マスクケース・猫の首輪など、綿100%の布を1から草木染めしたものでハンドメイドをしています。草木染めならではの優しい色合い、特性でもある...

ハヤトウリの皮を使った草木染めをするときの11のポイント

  1. ハヤトウリの皮をむくときは必ずゴム手袋をする
  2. ハヤトウリの皮は多めに用意する
  3. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  4. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  5. ハヤトウリの皮とたっぷりの水をホーロー鍋に入れ火にかける
  6. 沸騰後、火を弱め20分煮出し、ザルで濾したものを染料とする
  7. 染める布を入れ火にかけ、沸騰後火を弱めて20分煮染めする
  8. 染めているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  9. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  10. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  11. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す
まりも
まりも

ハヤトウリってシャキシャキしてて美味しいね♪

ちぃ
ちぃ

面白い形だし皮が色鮮やかだよね

まりも
まりも

その皮で草木染め出来ないのかなぁ

ちぃ
ちぃ

鮮やかになるのかな?どうなるのかやってみよう♪

ハヤトウリで草木染めを始めよう

葉っぱのキャラクターがハヤトウリを収穫しているイラスト

2021年10月18日天気(晴れ) 18℃ 60%

以前、ご近所さんからハヤトウリをいただきました

私自身初めて見る野菜だったので、どう調理したらいいんだろうとネット検索しました

サラダ、漬物、炒め物など色んなレシピがたくさん!

今夜はきんぴらとスープを作ろう♪

…とその前に、

ハヤトウリの鮮やかな黄緑の皮は草木染めに使えるのでは・・・・・?という考えが浮かび、

皮を冷凍保存することにしました

皮をむくときに驚いたんですが、

むいて実を触ると何だかヌルヌルするというか・・・

それが洗っても落ちなくて、乾いたときに手のひらがカッピカピになってしまったんです

何かでコーティングされているかのように(>_<)

↑しかも数日間続くという・・・・・

なので皮をむくときはゴム手袋必須です!!!

今回はその溜めていた皮を使って染色をしていこうと思います

染める布は綿100%でサイズは約11×11cmが6枚、布の重さは全部で14g

染め物の素材には、草木染めに向いているものと向いていないものがあります

❀草木染めに向いている素材❀

前処理なしで良く染まるものシルク、ウールなどの動物性のもの
前処理をすると染まるもの木綿、レーヨン、麻などの植物性のもの
(布以外・・・紙、バンブーなど)

❀草木染めに向いていない素材❀

または×染まらない
もしくは染まりにくいもの
ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維

ハヤトウリの皮は58gです

草木染めハヤトウリの皮の写真

後述しますが、この量だと足りませんでした

試してないので見せられなくて申し訳ないですが、更に倍の量あるといいかもしれません

手に入ったらもう一度チャレンジします

ハヤトウリの皮を使った染色の材料・道具

綿100%の布、豆乳(今回はキッコーマン調整豆乳)、ハヤトウリの皮(今回は58g)、

ザルで濾した染料を受ける容器×1個、ザル×1個、

前処理用ボウル×1個、

媒染液用ボウル×5個(ボウルはステンレス製かプラスチック製かホーロー製)、

焼ミョウバン(今回はケンエーの焼ミョウバン)、銅媒染原液、鉄媒染原液、

クエン酸(健栄製薬(株)クエン酸結晶)、重曹(マルフクケミファ(株))、

カンロ杓子×2個(媒染液をすくう用のかき氷シロップかけるやつ1杯15㎖)、

計量スプーン、水、ホーロー鍋、計量カップ、菜箸×2膳(今回は割り箸)、

キッチンスケール

草木染めハヤトウリ道具一式の写真

使用する媒染は5種類です

  • アルミ媒染・・・ミョウバン
  • 銅媒染・・・酢酸銅(自作)
  • 鉄媒染・・・酸化第二鉄(自作)
  • 酸媒染・・・クエン酸
  • アルカリ媒染・・・重曹

媒染液による色の違いをみるため、色んな種類を用意しました

実際にあなたが染める際は、今回の染まりあがりを見て必要な媒染液を用意してください

媒染液用ボウルも媒染液の数だけ用意します

草木染め:染めたい布に前処理をする方法

葉っぱのキャラクターが前処理をしているイラスト

布の汚れや糊などを落とすために少量の中性洗剤をつけ、ぬるま湯でよくもみ洗いし絞ります(染め物の精錬)

染料が入りやすくするため豆乳水=1:1の液をボウルに入れ、そこに布を浸しましょう

草木染め豆乳による前処理をしている写真

染料はタンパク質が無いと染まりにくいです

植物性の染め物(木綿など)は、タンパク質が無いので豆乳などで人工的にタンパク質をつけてから染色作業に入ります(濃染処理)

※動物性の染め物(ウール、シルクなど)は、初めから動物性たんぱく質があるので濃染処理の必要はありません

20~30分浸したら水洗いをせずそのまま固く絞り、シワをしっかり伸ばし平置きでよく乾かしましょう

ハヤトウリの染料に入れ染色する方法

草木染め葉っぱのキャラクターが染色の工程をしているイラスト

前処理して乾燥した布は、染色の前までにぬるま湯で洗って柔らかくしておきましょう

ハヤトウリの皮と水1.2ℓをホーロー鍋に入れて火にかけます

草木染めハヤトウリと水を鍋に入れた写真

沸騰後、火を弱めて時々菜箸で揺り動かしながら20分煮出します

20分後ザルで濾すと皮の色がかなり薄くなっています

草木染めハヤトウリ煮出してザルで濾した写真

皮を取り除いたものを染料とします

かなり薄い黄色です

この染料の色を見ると、もっと溜めてから染色した方がよかったんじゃないかと思いました

草木染めハヤトウリの染料の写真

ここに染める布を入れて20分煮染めし、20分後冷めるまでそのまま置きます

煮染めの際は、染めムラ防止のため時々菜箸で揺り動かしましょう

この間に媒染液を作ります

草木染めハヤトウリ染料に布を入れた写真

草木染め:媒染液を調整する

葉っぱのキャラクターが媒染液を作っているイラスト

今回使う鉄と銅媒染液は自分で作ったものです

作り方は、【草木染め鉄媒染液・銅媒染液】釘や銅線を使って初心者でも簡単に出来る作り方!

の記事に書いてあります

【各媒染液の調整については、こちら↓↓↓】

ハヤトウリ染めの布を水で洗い、各媒染液に浸ける

冷めたら布を取り出し、染料のカスが残らないように水で洗います

水気を切るときは固く絞らず優しく押して水気を切ります

無媒染はここで完了です

媒染に使用する菜箸は、

鉄媒染用だけ分かるようにテープなどで印を付けて、更に鉄媒染液だけ離しておきます

草木染め鉄媒染専用菜箸にテープで印をした写真

水気を切った布を各媒染液に20~30分浸けます

時々菜箸で優しく揺り動かしましょう

草木染めハヤトウリ各媒染液に浸けた写真

20~30分経ったら、取り出して水でよく洗います

この時も鉄媒染だけ別にしましょう

もし、洗い終わって色が思ったより薄いと感じたら、

  1. 再び染料に入れ10分煮染め後、水洗い
  2. 媒染液に10分入れて媒染し、水洗い

という工程を気に入った色になるまで繰り返すという作業をするんですが、

明らかにハヤトウリの皮の量が足りないので、これ以上やっても濃くはならなそうです・・・

今回は染色・媒染を1回で終わりにしました

日陰でよく乾かしアイロンを掛けます

草木染めハヤトウリ染色が完了した写真

↓↓↓ウコン草木染めキット販売\無くなり次第終了/

画像では分かりにくいかもしれませんが

  • 無媒染・鉄・酸(クエン酸)は、染まらず
  • 銅は、黄色みがかった薄い黄緑
  • アルミ(ミョウバン)・アルカリ(重曹)は、ごく薄い黄色

草木染めの始め方(基礎知識と道具一覧)については、

【初心者でも簡単&手軽に草木染めが始められる!】草木染めって何?必要なものは?これで草木染めのやり方がまるっと分かる!材料・道具一覧

を参照してください

各媒染液は、ほぼ色がついてません

草木染めハヤトウリ媒染後の各ボウルの中の写真

最後にもう一度

ハヤトウリの皮を使った草木染めをするときの11のポイントをおさらいします

  1. ハヤトウリの皮をむくときは必ずゴム手袋をする
  2. ハヤトウリの皮は多めに用意する
  3. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  4. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  5. ハヤトウリの皮とたっぷりの水をホーロー鍋に入れ火にかける
  6. 沸騰後、火を弱め20分煮出し、ザルで濾したものを染料とする
  7. 染める布を入れ火にかけ、沸騰後火を弱めて20分煮染めする
  8. 染めているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  9. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  10. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  11. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す

今回たまたまハヤトウリをいただいたので、その皮で草木染めをしてみました

なかなか自分では手に入れることが出来ないので、

量が少ないかもしれないと思いつつの染色でした

きれいに色を出すためにも、今回の2倍の量がたまってから染色をすればよかったと思いました

その他、ニンジンの葉柚子の葉青じそネギ春菊よもぎウドカブの葉などの野菜でも染めています

ゴロゴロ野菜スープは、【子供と一緒にカンタン楽しい料理体験】GREEN SPOON徹底レビュー!口コミでも人気のおすすめミールキットの記事へ

茶トラ猫まりもが呆れているイラスト

これからも普段あまり使わないような野菜や植物が手に入ったら、どんどん染めていきたいと思います

次回は、ブルーベリーで染めます

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

草木染め:煮染め一覧

材料を煮出して抽出した染料に染め物を入れ、火にかけて染色する方法
ターメリック紅茶コーヒー
玉ねぎの皮青じそなすの皮
パセリアボカドバナナの皮
桜チップキハダハヤトウリ
ブルーベリー春菊ウコンの葉
ウコンの根ニンジンの葉自家栽培ウコン
自家栽培ゆずいちごみかんの皮
りんごチップナラチップオタフクナンテン
くるみチップよもぎうど(独活)
赤紫蘇(あかじそ)レタス紫玉ねぎの皮
さつまいもの皮栗の皮
黒ウコン落花生
イチョウ里芋の根イタドリ(虎杖)
ウコンキットデーツクチナシ
黒豆小松菜かぶ(蕪)の葉

草木染め:花びら染め一覧

材料を食物酢の中で揉みこんで色素を抽出した染料に、染め物を浸けて染色する方法
ヒメヒオウギズイセンなすの皮ブドウ
いちご椿つつじ
シラン赤紫蘇(あかじそ)ヒメヒオウギズイセンキット
ミョウガ(茗荷)ボケ(木瓜)アルストロメリア
サザンカ

草木染め:その他

草木染めの基礎知識や媒染液、エタノール抽出、藍染に関する記事
鉄媒染液・銅媒染液媒染液の種類・調整方法基礎知識・道具一覧
青じそ春菊ネギ
丸葉藍ディスポン,アルミ媒染液染め比べ

コメント

タイトルとURLをコピーしました