【紅茶で草木染め♪】ティーバッグで手軽に始めよう!初心者でも出来る簡単な煮染めのやり方

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草木染めアイキャッチ④ 台所にある物

私が『ものづくり』に興味を持ち始めて、草木染めというものを知ったときに思っていたことがあります

  • 手軽に草木染めを楽しみたい!
  • 家にあるもので始めたい!

草木染めは草花を使って染める時もありますが、家庭の台所にあるものでも出来るんです

前回は調味料のターメリックを使用しました

今回は、紅茶のティーバッグを使って染め分けてみます

YouTubeで紅茶のティーバッグの草木染めを公開中!

↑出し殻を使ってハンドタオルを染めているので優しい色合いです

こちらはショート動画ですがフルバージョンもありますので、

『ゆる~っとものづくり』のチャンネルより

高評価・チャンネル登録、是非よろしくお願いします♪↓↓↓

ゆる〜っとものづくり
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この記事では

  • 初心者でもわかる紅茶のティーバッグを使った草木染めの方法
  • そのポイント、コツ

を画像を交えて紹介します

紅茶のティーバッグは茶葉がバラバラにならず、ザルで濾す必要が無いので楽チン!

しかも、1度紅茶を飲んで使用したティーバッグでも染まるんです

ただ捨ててしまうのではなく染色に使えるなんて、とってもエコですよね

おうち時間でお子さんと一緒に『ものづくり』を楽しみませんか?

一緒に試行錯誤しながら色々なもので染め物をしてみましょう♪

【草木染めをした布で優しく自然な色合いの小物を作っています↓】

marichi-style
こんにちは♪marichi-style(まりちすたいる)と申します。数あるショップの中、当店の作品をご覧いただきありがとうございます。〜草木染め作品について〜当店では、ランチバッグ・マスクケース・猫の首輪など、綿100%の布を1から草木染めしたものでハンドメイドをしています。草木染めならではの優しい色合い、特性でもある...

紅茶を使った草木染めをするときの9つのポイント

  1. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  2. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  3. 紅茶は染め物の同量~倍量必要
  4. 紅茶を煮出し、1番抽出液2番抽出液を混ぜたものを染料とする
  5. 染色しているときは沸騰しないように火加減する
  6. 煮染めしているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  7. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  8. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  9. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す
まりも
まりも

何してるの?

ちぃ
ちぃ

紅茶飲もうと思って♪

まりも
まりも

紅茶でも草木染め出来るかなぁ?

ちぃ
ちぃ

タンニンっていう成分もあるし染まりそう~!!

紅茶を使って草木染めを始めよう

葉っぱのキャラクターが紅茶を飲んでいるイラスト

2021年7月9日 天気(雨)気温27℃ 湿度90%

今回は使用後ではなく新しいティーバッグを使用します

紅茶は染め物の同量~倍量必要です(布をどのくらいの濃さに染めるかで調整してください)

今回は濃い色を目指していきます

染める布はサイズ約11×11cmが6枚と、後日ハンドメイドで使用するパーツです

染め物の素材には、草木染めに向いているものと向いていないものがあります

❀草木染めに向いている素材❀

前処理なしで良く染まるものシルク、ウールなどの動物性のもの
前処理をすると染まるもの木綿、レーヨン、麻などの植物性のもの
(布以外・・・紙、バンブーなど)

❀草木染めに向いていない素材❀

または×染まらない
もしくは染まりにくいもの
ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維

今回は綿100%の布を使います

布の重さは全部で12gなので、紅茶のティーバッグは24g必要です

紅茶のティーバッグ10個の写真

使用する媒染は5種類です

  • アルミ媒染・・・ミョウバン
  • 銅媒染・・・酢酸銅(自作)
  • 鉄媒染・・・酸化第二鉄(自作)
  • 酸媒染・・・クエン酸
  • アルカリ媒染・・・重曹

紅茶を使った煮染めの材料・道具

綿100%の布(1枚→約1~2g)、豆乳(今回はキッコーマンおいしい無調整豆乳)、

紅茶のティーバッグ、

前処理用ボウル×1個、染料抽出液を入れるボウル×1個、

媒染液用ボウル×5個(ボウルはステンレス製かプラスチック製かホーロー製)、

ザル×1個、キッチンペーパー×1枚、

焼ミョウバン(今回はみたけの焼みょうばん)、鉄媒染液、銅媒染液、クエン酸、重曹、

カンロ杓子×2(鉄・銅媒染液をすくう用のかき氷シロップかけるやつ1杯15㎖)、

計量スプーン、水、ホーロー鍋、目盛付きのコップ、

菜箸×2膳(今回は割り箸)、クッキングスケール、温度計

紅茶による草木染めの道具一式の写真

媒染液の違いを見るため、色んな媒染液やそれと同じ数の道具を用意しました

実際にあなたが染めるときは、今回の染め上がりの色を見て必要なものを用意してください

染めたい布に前処理をする方法

葉っぱのキャラクターが前処理をしているイラスト

布の汚れや糊などを落とすために中性洗剤をつけて、ぬるま湯でよく揉み洗いして絞ります

染料が入りやすくするため豆乳:水=1:1の液をボウルに入れてよく混ぜ、そこに布を浸しましょう

草木染め豆乳による前処理をしている写真

なぜ豆乳に浸すかというと、染料はタンパク質と反応して色がつきます

今回は綿100%の植物性の布を染めるので、人工的にタンパク質を付ける必要があるからです

20~30分浸したら固く絞り、平置きでよく乾かします

紅茶の染料に入れ染色する方法

草木染め葉っぱのキャラクターが染色の工程をしているイラスト

前処理して乾燥した布は、染色の前までにぬるま湯で洗って柔らかくしておきます

紅茶のティーバッグをホーロー鍋に入れ、1ℓの水を加えて火にかけます

草木染め紅茶のティーバッグを水が入った鍋に入れている写真

沸騰したら少し火を弱めて鍋の蓋を少し開けて約20分煮ます

20分後、火を止めて少し冷ましましょう

かなり濃い色の紅茶です

草木染め紅茶のティーバッグを20分煮た写真

ボウルに鍋の煮出した液体を移し、これを1番抽出液とします

先ほど使ったティーバッグを鍋に入れ、再び1ℓの水を加えて火にかけます

草木染めさっき使った紅茶のティーバッグをまた煮出す

同様に沸騰したら少し火を弱め約20分煮ます

20分経ったら火を止めて少し冷まし、これを2番抽出液とします

先ほどよりは少し薄い色の紅茶です

草木染め紅茶を二回煮出した後の写真

ティーバッグから少し茶葉が出てしまいました

ザルにキッチンペーパーをセットし1番抽出液の入ったボウルに濾します

この1番抽出液と2番抽出液の混ぜたものが染料です

草木染め1番抽出液と2番抽出液紅茶染めの染料の写真

染液を火にかけ、30℃くらいになったら染める布を入れます

沸騰しないように火加減をします(70~80℃)

草木染め紅茶の染料で染めている写真

染めムラ防止のため、たまに菜箸で揺り動かしながら約30~60分煮ます

この間に媒染液を作ります

草木染め:各媒染液を調整する

葉っぱのキャラクターが媒染液を作っているイラスト

今回使う鉄と銅媒染液は自分で作ったものです

【鉄媒染液と銅媒染液の作り方は、こちら↓↓↓】

【草木染め媒染液の種類と必要な量・調整方法♪】初心者でも分かる簡単なやり方!

のように各媒染液を調整します

紅茶で染めた布を水で洗う

約30~60分煮たら火を止めて冷まし、布を取り出します

布を染料のカスが残らないように水で洗います

草木染め染色後水洗している写真

水気を切るときは固く絞らず優しく押すようにします

紅茶染めの布を各媒染液に浸ける

使用する菜箸は鉄媒染だけ分かるようにテープなどで印をつけ別にします

更に鉄媒染液だけ離しておきます

草木染め鉄媒染専用菜箸にテープで印をした写真

水気を切った布を各媒染液に20~30分浸けます

時々菜箸で優しく揺り動かしましょう

草木染め各媒染液に浸けている写真

20~30分経ったら、取り出して水でよく洗います

この時も鉄媒染だけ別にします

もし、洗い終わって色が思ったより薄いと感じたら、

  1. 再び染料に入れ10分染色後、水洗い
  2. 媒染液に10分入れて媒染して、水洗い

この工程を気に入った色になるまで繰り返します

今回は目標の色に染まったので1回の染色で終わりにします

日陰でよく乾かし、アイロンをかけます

草木染め各媒染液による染め上がった布を並べた写真

媒染によって微妙にですが、色の違いが出ました

  • 無媒染、アルミ(ミョウバン)、銅、酸(クエン酸)はモカ色
  • 鉄、アルカリ(重曹)はアッシュブラウン色(くすんでいる)

鉄は媒染後の水洗いが足りなかったのか、黒い点のシミになってしまいました

草木染め鉄媒染後の黒いシミの写真

鉄媒染が強いというのがよく分かりました

次回はしっかり水洗いして綺麗に染められるようにしたいと思います

草木染めの始め方(基礎知識と道具一覧)については、

【初心者でも簡単&手軽に草木染めが始められる!】草木染めって何?必要なものは?これで草木染めのやり方がまるっと分かる!材料・道具一覧

を参照してください

茶トラ猫まりもが呆れているイラスト

アルミ媒染を使ってランチバッグ、鉄媒染を使って猫の首輪をハンドメイドしました

布の茶色の部分は紅茶染めです

黄色の部分はターメリック染めです

オレンジは玉ねぎ染めのアルミ媒染で染色しています

草木染め紅茶ランチバッグと猫の首輪creema販売用写真

草木染め・野菜染めの優しくてあったかい色が特徴の作品です

Creemaにて販売していますので良かったら覗いてみてください(*’ω’*)

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こんにちは♪marichi-style(まりちすたいる)と申します。数あるショップの中、当店の作品をご覧いただきありがとうございます。〜草木染め作品について〜当店では、ランチバッグ・マスクケース・猫の首輪など、綿100%の布を1から草木染めしたものでハンドメイドをしています。草木染めならではの優しい色合い、特性でもある...

鉄媒染はブログ記事にもなっているハンドメイドしたランチバッグのパーツに使用しています

媒染が終わった後のボウルの中は、

アルカリ媒染のみ、媒染液に色がついていました

草木染め媒染後の各ボウルの中の写真

marichi-styleでは、自家栽培ウコンを使って草木染め体験キットを販売しております

↓↓↓\残りわずか、お早めに/

これは色落ちもあると思いますが、別の理由も考えられます

紅茶は酸性に傾いています

リトマス試験紙で青が赤に変わると酸性です

草木染め紅茶リトマス試験紙の写真

紅茶にレモンなど酸性のものを入れると色が薄くなり、

逆に重曹などアルカリ性のものを入れると紅茶の色が濃くなるそうです

なので、媒染液に落ちた紅茶の成分が濃くなり見えるようになったとも考えられます

最後にもう一度

紅茶を使った草木染めをするときの9つのポイントをおさらいします

  1. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  2. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  3. 紅茶は染め物の同量~倍量必要
  4. 紅茶を煮出し、1番抽出液と2番抽出液を混ぜたものを染料とする
  5. 染色しているときは沸騰しないように火加減する
  6. 煮染めしているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  7. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  8. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  9. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す

これから、もっともっと色んな素材や材料で

いろいろな色が出せるようにしていきたいと思います

次回はヒメヒオウギズイセンを使った花びら染めです

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

草木染め:煮染め一覧

材料を煮出して抽出した染料に染め物を入れ、火にかけて染色する方法
ターメリック紅茶コーヒー
玉ねぎの皮青じそなすの皮
パセリアボカドバナナの皮
桜チップキハダハヤトウリ
ブルーベリー春菊ウコンの葉
ウコンの根ニンジンの葉自家栽培ウコン
自家栽培ゆずいちごみかんの皮
りんごチップナラチップオタフクナンテン
くるみチップよもぎうど(独活)
赤紫蘇(あかじそ)レタス紫玉ねぎの皮
さつまいもの皮栗の皮
黒ウコン落花生
イチョウ里芋の根イタドリ(虎杖)
ウコンキットデーツクチナシ
黒豆小松菜かぶ(蕪)の葉

草木染め:花びら染め一覧

材料を食物酢の中で揉みこんで色素を抽出した染料に、染め物を浸けて染色する方法
ヒメヒオウギズイセンなすの皮ブドウ
いちご椿つつじ
シラン赤紫蘇(あかじそ)ヒメヒオウギズイセンキット
ミョウガ(茗荷)ボケ(木瓜)アルストロメリア
サザンカ

草木染め:その他

草木染めの基礎知識や媒染液、エタノール抽出、藍染に関する記事
鉄媒染液・銅媒染液媒染液の種類・調整方法基礎知識・道具一覧
青じそ春菊ネギ
丸葉藍ディスポン,アルミ媒染液染め比べ

【サフラン育ててます↓↓↓】

【ウコンも育ててます↓↓↓】

【他にも『ものづくり』してます↓↓↓】

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