日常生活で色々なストレスを感じると、のんびり自然の中で過ごしたい!と思うようになります
そんなときにピッタリなのが、グランピングや一人キャンプです
キャンプ料理も流行っていて、色々な家庭用燻製器も出ているので気軽に燻製が楽しめます
今回は、その燻製に使うりんごのスモーキングチップの草木染めです
YouTubeでりんごチップを使った煮染めを公開中!
こちらはショート動画ですが、フルバージョンもありますので、
『ゆる~っとものづくり』のチャンネルより
高評価・チャンネル登録、是非よろしくお願いします♪↓↓↓
りんごチップは、鶏肉や白身魚などの淡白なものを燻製するのに向いている燻製チップです
- りんごチップを使った草木染めって、どうやるの?
- 何色に染まるの?
以前はスモーキングチップの桜チップを使って染色をして、アルカリ媒染では綺麗な桜色に染まりました
スモーキングチップと同じく木材のキハダでは、優しい茶~ベージュ色でした
りんごチップでは、リンゴの実ような薄い黄色?皮のような赤?
それとも木なのでキハダと同じ茶系?
どんな色になるでしょう♪
この記事では、
- 初心者でも分かるリンゴチップを使った草木染めの簡単なやり方
- 何色に染まるのか?
を画像を交えて紹介します
りんご(林檎、apple、アップル)は、1年中スーパーなどで見かける栄養価の高い果物です
原産地がアジア西部のバラ科リンゴ属の落葉高木で、春に白や薄紅の花が咲きます
品種により異なりますが8~11月に果実が収穫され、スイーツやジュース・お酒など様々なものに加工されています
リンゴの木はなかなか手に入りませんが、
スモーキングチップであればホームセンターやアウトドアショップでも1年中手に入れられるので気軽に染色できます
おうち時間でお子さんと一緒に『ものづくり』を楽しみませんか?
一緒に試行錯誤しながら色々なもので染め物をしてみましょう♪
【草木染めをした布で優しく自然な色合いの小物を作っています↓】
りんごチップを使った草木染めをするときの12のポイント
- 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
- 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
- リンゴチップは不織布に入れて煮出すことで、濾す手間が省ける
- リンゴチップとたっぷりの水をホーロー鍋に入れ、重曹小さじ1/2を加えて火にかける
- 沸騰後火を弱め30分煮出し、火を止め30分おく(2回繰り返す)
- リンゴチップを取り出し染料とする
- 煮染めは30分、沸騰しないように火加減し時々菜箸で揺り動かしながら染めムラを防止する
- 30分後、火を消しそのまま30分おく
- 再度、火をつけ30分煮染め30分おく
- 鉄媒染液は他の媒染に影響してしまうので、なるべく離しておき、作業も別で行う
- 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
- 媒染後は、染めムラ防止のため媒染液をしっかりと洗い落とす
リンゴチップで燻製してみたよ!
チップの種類によって風味が変わるね♪
桜チップより優しい香り!
桜チップで草木染めすると桜色になったけど、
リンゴチップは何色になるだろう?
りんごチップで草木染めを始めよう
2022年2月25日天気(晴れ) 19℃ 30%
ホームセンターでスモーキングチップのリンゴを購入したので草木染めをしたいと思います
今回は進誠産業株式会社スモークチップリンゴ500g入を購入しました
実は桜チップと同様の50gで染めたのですが、かなり薄かったので
リンゴチップは70g使います
染める布は綿100%でサイズは約11×11cmが6枚、重さは9gです
染め物の素材には、草木染めに向いているものと向いていないものがあります
❀草木染めに向いている素材❀
◎ | 前処理なしで良く染まるもの | シルク、ウールなどの動物性のもの |
〇 | 前処理をすると染まるもの | 木綿、レーヨン、麻などの植物性のもの (布以外・・・紙、バンブーなど) |
❀草木染めに向いていない素材❀
△または× | 染まらない もしくは染まりにくいもの | ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維 |
リンゴチップを使った染色の材料・道具
綿100%の布、豆乳(今回はキッコーマン調整豆乳)、リンゴチップ(70g)、
前処理用ボウル×1個、
媒染液用ボウル×5個(ボウルはステンレス製かプラスチック製かホーロー製)、
焼ミョウバン(今回はケンエーの焼ミョウバン)、銅媒染原液、鉄媒染原液、
クエン酸(健栄製薬(株)クエン酸結晶)、重曹((株)ビバホーム)、
カンロ杓子×2個(媒染液をすくう用のかき氷シロップかけるやつ1杯15ml)、
計量スプーン、水、ホーロー鍋、計量カップ、菜箸×2膳(今回は割り箸)、
キッチンスケール 、不織布を縛る紐、不織布
使用する媒染は5種類です
- アルミ媒染・・・ミョウバン
- 銅媒染・・・酢酸銅(自作)
- 鉄媒染・・・酸化第二鉄(自作)
- 酸媒染・・・クエン酸
- アルカリ媒染・・・重曹
媒染液による色の違いをみるため色んな種類を用意しました
実際にあなたが染める際は、今回の染まりあがりを見て必要な媒染液を用意してください
媒染液用ボウルも媒染液の数だけ用意します
草木染め:染めたい布に前処理をする方法
布の汚れや糊などを落とすために少量の中性洗剤をつけて、ぬるま湯でよくもみ洗いし絞ります(染め物の精錬)
染料が入りやすくするため豆乳:水=1:1の液をボウルに入れてよく混ぜ、そこに布を浸しましょう(染め物の濃染処理)
染料はタンパク質が無いと染まりにくいです
植物性の染め物(木綿など)は、タンパク質が無いので豆乳などで人工的にタンパク質をつけてから染色作業に入ります
※動物性の染め物(ウール、シルクなど)は、初めから動物性たんぱく質があるので濃染処理の必要はありません
20~30分浸したら水洗いをせずそのまま固く絞り、シワをしっかり伸ばし平置きでよく乾かしましょう
りんごチップの染料に入れ染色する方法
前処理して乾燥した布は、染色の前までにぬるま湯で洗って柔らかくしておきます
ホーロー鍋に不織布に入れて紐で縛ったリンゴチップと、
たっぷりの水(2.0ℓ)と重曹小さじ1/2を入れ火にかけます
沸騰したら火を弱めて、沸騰しないように火加減してください(70~80℃)
時々菜箸で揺り動かしつつ30分煮出します
30分後、火を止めて時々菜箸で揺り動かしつつそのまま30分おきましょう(2回繰り返す)
その後、不織布を取り除いたものが染料です
染料を火にかけ染める布を入れて、沸騰しないように火加減をします(70~80℃)
染めムラ防止のため、時々菜箸で揺り動かしながら30分煮染め後、
火を止めてそのまま30分おきます(2回繰り返す)
時々菜箸で揺り動かしましょう
この間に媒染液を作ります
草木染め:媒染液を調整する
今回使う鉄と銅媒染液は自分で作ったものです
作り方は、【草木染め鉄媒染液・銅媒染液】釘や銅線を使って初心者でも簡単に出来る作り方!
の記事に書いてあります
【各媒染液の調整については、こちら↓↓↓】
りんごチップ染めした布を水で洗い、各媒染液に浸ける
30分おいたら布を取り出し染料のカスが残らないように水で洗います
水気を切るときは固く絞らず優しく押して水気を切りましょう
無媒染はここで完了です
媒染に使用する菜箸は、
鉄媒染用だけ分かるようにテープなどで印を付けて、更に鉄媒染液だけ離しておきます
水気を切った布を各媒染液に20~30分浸けます
時々菜箸で優しく揺り動かしましょう
20~30分経ったら、取り出して水でよく洗います
この時も鉄媒染だけ別にしてください
もし、洗い終わって色が思ったより薄いと感じたら、
- 再び染料に入れ10分煮染め→水洗い
- 媒染液に10分入れて媒染→水洗い
という工程を気に入った色になるまで繰り返します
今回染色・媒染は1回で終わりにしました
日陰でよく乾かし、アイロンをかけます
- 無媒染・アルカリ(重曹)は、薄いくすんだピンク(薄いダスティピンク)
- 銅は、くすんだピンク(ダスティピンク)
- アルミ(ミョウバン)は、若干赤みのあるベージュ
- 酸(クエン酸)は、アルミより淡いベージュ
- 鉄は、グレー
草木染めの始め方(基礎知識と道具一覧)については、
【初心者でも簡単&手軽に草木染めが始められる!】草木染めって何?必要なものは?これで草木染めのやり方がまるっと分かる!材料・道具一覧
を参照してください
媒染が終わった後のボウルの中は、画像では分かりにくいですが
アルミは薄い黄色、アルカリは薄い茶色で他は変化なしでした
最後にもう一度、
リンゴチップを使った草木染めをするときの12のポイントをおさらいします
- 染める前に布を豆乳で前処理して、平置きでしっかり乾燥させる
- 乾燥した布は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
- リンゴチップは不織布に入れて煮出すことで、濾す手間が省ける
- リンゴチップとたっぷりの水をホーロー鍋に入れ、重曹小さじ1/2を加えて火にかける
- 沸騰後火を弱め30分煮出し、火を止め30分おく(2回繰り返す)
- リンゴチップを取り出し染料とする
- 煮染めは30分、沸騰しないように火加減し時々菜箸で揺り動かしながら染めムラを防止する
- 30分後、火を消しそのまま30分おく
- 再度、火をつけ30分煮染め30分おく
- 鉄媒染液は他の媒染に影響してしまうので、なるべく離しておき、作業も別で行う
- 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
- 媒染後は、染めムラ防止のため媒染液をしっかりと洗い落とす
↓↓↓ウコン草木染めキット販売\残りわずか/
スモーキングチップは色々な会社から出ているので、
購入したものによって色素の抽出量、染まる濃さが変わります
その都度、染めてみて最適な量を探してみるのも楽しいのではないでしょうか♪
燻製用のスモーキングチップには桜・リンゴ・クルミなど様々な種類があるので、
チップによって染まり上がりの色に差が出るのか?どんな色になるのか?
気になるので、これから色々試してみたいと思います
次回は、燻製チップのナラで染めます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪
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