【ウコンの葉で草木染め♪】薄い黄色に染めてみよう!初心者でも出来る簡単な煮染めのやり方・コツ

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草木染めウコンの葉のアイキャッチ 草木染め

以前、調味料のターメリックで染色をしました

ターメリックは秋ウコンを乾燥させて粉にしたもので、染まった色は鮮やかな黄色でした

葉っぱではどんな色に染まるんだろう?

ちょうど11月に我が家の畑ですくすく育ったウコンを収穫したので、

葉っぱも回収して染色してみました

ウコンはたくさん採れましたが、葉もただ捨てるには勿体無いほど立派でたくさんあります

ウコンを4月28日に植えて、発芽に気づいたのが6月9日

それからウコンの収穫までの間にずいぶん大きくなったものだなぁ・・・

我が家のウコンは春ウコン・秋ウコン・紫ウコンの3種類です

紫ウコンには葉の真ん中に黒っぽい線状の模様がありますが、春ウコンと秋ウコンに葉には大きな差は見られません

春ウコン・秋ウコン・紫ウコンの葉の写真
  • ウコンの葉を使った染色ってどうやるの?
  • ウコンと同じような色になるの?

と気になります

この記事では、

  • 初心者でも分かるウコンの葉を使った草木染めの方法
  • きれいに染める簡単なやり方、コツ

を画像を交えて紹介します

ウコンの葉は自分やご近所さんが育てていないとなかなか手に入りませんが、

もし手に入れられたら挑戦してみてください

おうち時間でお子さんと一緒に『ものづくり』を楽しみませんか?

一緒に試行錯誤しながら色々なもので染め物をしてみましょう♪

【草木染めをした布で優しく自然な色合いの小物を作っています↓】

marichi-style
こんにちは♪marichi-style(まりちすたいる)と申します。数あるショップの中、当店の作品をご覧いただきありがとうございます。〜草木染め作品について〜当店では、ランチバッグ・マスクケース・猫の首輪など、綿100%の布を1から草木染めしたものでハンドメイドをしています。草木染めならではの優しい色合い、特性でもある...

ウコンの葉を使った草木染めをするときの10のポイント

  1. ウコンの葉は多めに用意する
  2. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  3. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  4. 細かく刻んだウコンの葉とたっぷりの水をホーロー鍋に入れ火にかける
  5. 沸騰後、火を弱め30分煮出しザルで濾したものを染料とする
  6. 染める布を入れ火にかけ、沸騰後火を弱めて30分煮染めする
  7. 染めているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  8. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  9. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  10. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す
まりも
まりも

ウコンいっぱい収穫できたね~

ちぃ
ちぃ

ウコンもいっぱいだけど、

葉っぱがいっぱいでこのまま捨てるの勿体無いなあ・・・

まりも
まりも

何かに使えればいいのにね

ちぃ
ちぃ

草木染めに使ってみようか♪

ウコンの葉で草木染めを始めよう

葉っぱのキャラクターがウコンをもらっているイラスト

2021年11月25日天気(晴れ) 22℃ 45%

11月24日に畑のウコンをすべて掘り上げて収穫しました

収穫してみると葉がたくさんあったので草木染めに使ってみようと思いました

ウコンの葉はバナナの葉のように大きくて立派です

害虫対策のおかげか、そういう性質なのか虫食いもほとんどありません

葉を切るとウコンと同じような香りがします

染める布は綿100%でサイズは約11×11cmが6枚、ハンドメイドパーツが2枚で重さは全部で15g

染め物の素材には、草木染めに向いているものと向いていないものがあります

❀草木染めに向いている素材❀

前処理なしで良く染まるものシルク、ウールなどの動物性のもの
前処理をすると染まるもの木綿、レーヨン、麻などの植物性のもの
(布以外・・・紙、バンブーなど)

❀草木染めに向いていない素材❀

または×染まらない
もしくは染まりにくいもの
ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維

ウコンの葉は300gです

草木染めウコンの葉の写真

ウコンの葉を使った染色の材料・道具

綿100%の布、豆乳(今回はキッコーマン調整豆乳)、ウコンの葉(今回は300g)、

ザルで濾した染料を受ける容器×1個、ザル×1個、

前処理用ボウル×1個、

媒染液用ボウル×5個(ボウルはステンレス製かプラスチック製かホーロー製)、

焼ミョウバン(今回はケンエーの焼ミョウバン)、銅媒染原液、鉄媒染原液、

クエン酸(健栄製薬(株)クエン酸結晶)、重曹(マルフクケミファ(株))、

カンロ杓子×2個(媒染液をすくう用のかき氷シロップかけるやつ1杯15㎖)、

計量スプーン、水、ホーロー鍋、計量カップ、菜箸×2膳(今回は割り箸)、

キッチンスケール

草木染めウコンの葉道具一式の写真

使用する媒染は5種類です

  • アルミ媒染・・・ミョウバン
  • 銅媒染・・・酢酸銅(自作)
  • 鉄媒染・・・酸化第二鉄(自作)
  • 酸媒染・・・クエン酸
  • アルカリ媒染・・・重曹

媒染液による色の違いをみるため色んな種類を用意しました

実際にあなたが染める際は、今回の染まりあがりを見て必要な媒染液を用意してください

媒染液用ボウルも媒染液の数だけ用意します

草木染め:染めたい布に前処理をする方法

葉っぱのキャラクターが前処理をしているイラスト

布の汚れや糊などを落とすために少量の中性洗剤をつけ、ぬるま湯でよくもみ洗いし絞ります(染め物の精錬)

染料が入りやすくするため豆乳:水=1:1の液をボウルに入れてよく混ぜ、そこに布を浸しましょう(染め物の濃染処理)

草木染め豆乳による前処理をしている写真

染料はタンパク質が無いと染まりにくいです

植物性の染め物(木綿など)は、タンパク質が無いので豆乳などで人工的にタンパク質をつけてから染色作業に入ります

※動物性の染め物(ウール、シルクなど)は、初めから動物性たんぱく質があるので濃染処理の必要はありません

20~30分浸したら水洗いをせずそのまま固く絞り、シワをしっかり伸ばし平置きでよく乾かしましょう

ウコンの葉の染料に入れ染色する方法

草木染め葉っぱのキャラクターが染色の工程をしているイラスト

前処理して乾燥した布は、染色の前までにぬるま湯で洗って柔らかくしておきましょう

細かく刻んだウコンの葉と水1.8ℓをホーロー鍋に入れて火にかけます

草木染めウコンの葉細かく刻んで鍋で煮出している写真

沸騰後、火を弱めて時々菜箸で揺り動かしながら30分煮出しザルで濾します

草木染めウコンの葉煮出した後ザルで濾した写真

ザルで濾した後のオレンジがかった茶色い液体を染料とします

草木染めウコンの葉の染料の写真

ここに染める布を入れて30分煮染めした後、そのまま30分置きます

煮染めの際は、染めムラ防止のため時々菜箸で揺り動かしましょう

この間に媒染液を作ります

草木染めウコンの葉の染料で布を煮染めしている写真

草木染め:媒染液を調整する

葉っぱのキャラクターが媒染液を作っているイラスト

今回使う鉄と銅媒染液は自分で作ったものです

作り方は、【草木染め鉄媒染液・銅媒染液】釘や銅線を使って初心者でも簡単に出来る作り方!

の記事に書いてあります

【各媒染液の調整については、こちら↓↓↓】

ウコンの葉染めの布を水で洗い、各媒染液に浸ける

30分後布を取り出し、染料のカスが残らないように水で洗います

水気を切るときは固く絞らず優しく押して水気を切りましょう

無媒染はここで完了です

媒染に使用する菜箸は、

鉄媒染用だけ分かるようにテープなどで印を付けて、更に鉄媒染液だけ離しておきます

草木染め鉄媒染専用菜箸にテープで印をした写真

水気を切った布を各媒染液に20~30分浸けます

時々菜箸で優しく揺り動かしましょう

草木染めウコンの葉染色後各媒染液に浸けた写真

20~30分経ったら、取り出して水でよく洗います

この時も鉄媒染だけ別にしましょう

もし、洗い終わって色が思ったより薄いと感じたら

  1. 再び染料に入れ10分煮染め後、水洗い
  2. 媒染液に10分入れて媒染し、水洗い

という工程を気に入った色になるまで繰り返すという作業をします

今回は染色・媒染を2回繰り返しました

日陰でよく乾かしアイロンを掛けます

草木染めウコンの葉の染色が完了した写真

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画像では分かりにくいかもしれませんが

  • 無媒染は、うっすら黄色みがかっている
  • アルミ(ミョウバン)は、薄黄色
  • 銅は、くすんだ薄黄色
  • 鉄は、銅より薄いくすんだ薄黄色
  • 酸(クエン酸)は、ほぼ染まらず
  • アルカリ(重曹)は、アルミより優しい薄黄色

草木染めの始め方(基礎知識と道具一覧)については、

【初心者でも簡単&手軽に草木染めが始められる!】草木染めって何?必要なものは?これで草木染めのやり方がまるっと分かる!材料・道具一覧

を参照してください

各媒染液の色はこんな感じです

画像では分かりにくいかもしれませんがアルミのみ薄い黄色で、他はほぼ色がついていません

草木染めウコンの葉媒染後の各ボウルの中の写真

最後にもう一度

ウコンの葉を使った草木染めをするときの10のポイントをおさらいします

  1. ウコンの葉は多めに用意する
  2. 染める前に染め物を豆乳で前処理をして、平置きでしっかり乾燥させる
  3. 乾燥した染め物は染料に入れる前までにぬるま湯で柔らかくしておく
  4. 細かく刻んだウコンの葉とたっぷりの水をホーロー鍋に入れ火にかける
  5. 沸騰後、火を弱め30分煮出しザルで濾したものを染料とする
  6. 染める布を入れ火にかけ、沸騰後火を弱めて30分煮染めする
  7. 染めているときは菜箸で揺り動かし染めムラを防止する
  8. 鉄媒染液は他の媒染液に影響してしまうので、なるべく離して置き、作業も別で行う
  9. 媒染後、色が薄いと感じたら、染色→水洗→媒染を気に入った色になるまで繰り返す
  10. 媒染後は、媒染液をしっかりと洗い落す

市販品のターメリックは鮮やかな濃い黄色に染まりました

染める前は葉からも黄色の色素がたくさん採れるかと思っていましたが、

実際は優しい薄い黄色に染まります

今回は葉の部分と茎の部分を煮出しましたが、

茎の部分はあまり色が取れないので葉のみで染色をすることをオススメします

量も多めがいいです!

ウコンの葉を使った蒸しケーキをつくっています

【ウコンリーフ蒸しケーキ】ほんのり香ってエキゾチック♪甘さ控えめ簡単お菓子の作り方

三毛猫ちぃが肉球を見せているイラスト

これからも畑で採れた作物を余すことなく利用していきたいと思います

次回はウコンの根で染色します

ここまで読んでいただき、ありがとうございました♪

草木染め:煮染め一覧

材料を煮出して抽出した染料に染め物を入れ、火にかけて染色する方法
ターメリック紅茶コーヒー
玉ねぎの皮青じそなすの皮
パセリアボカドバナナの皮
桜チップキハダハヤトウリ
ブルーベリー春菊ウコンの葉
ウコンの根ニンジンの葉自家栽培ウコン
自家栽培ゆずいちごみかんの皮
りんごチップナラチップオタフクナンテン
くるみチップよもぎうど(独活)
赤紫蘇(あかじそ)レタス紫玉ねぎの皮
さつまいもの皮栗の皮
黒ウコン落花生
イチョウ里芋の根イタドリ(虎杖)
ウコンキットデーツクチナシ
黒豆小松菜かぶ(蕪)の葉

草木染め:花びら染め一覧

材料を食物酢の中で揉みこんで色素を抽出した染料に、染め物を浸けて染色する方法
ヒメヒオウギズイセンなすの皮ブドウ
いちご椿つつじ
シラン赤紫蘇(あかじそ)ヒメヒオウギズイセンキット
ミョウガ(茗荷)ボケ(木瓜)アルストロメリア
サザンカ

草木染め:その他

草木染めの基礎知識や媒染液、エタノール抽出、藍染に関する記事
鉄媒染液・銅媒染液媒染液の種類・調整方法基礎知識・道具一覧
青じそ春菊ネギ
丸葉藍ディスポン,アルミ媒染液染め比べ

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